獣医系大学等の教育における学生の学習到達度を判定するための共通の評価試験(共用試験)に関する事業を行います

NPO法人獣医系大学間獣医学教育支援機構 獣医学共用試験

問題・課題の作成

vetCBTの問題作成

共用試験では、獣医学教育モデル・コア・カリキュラムに記載されている講義科目が出題対象となります。ただし、参加型臨床実習の進行とともに学習を進めてもよいもの、すなわち2012年度版の「△」印が付いた到達目標からは出題されません。

共用試験に参加する大学の獣医学教育関係者が問題作成に当たります。作成された問題をvetCBT問題精選部会がチェックし、CBT問題として相応しい問題を選びます。さらに、CBT体験受験に出題することにより、その解答結果から問題としての難易度・妥当性を検証します。このように厳しい評価の結果、出題可能と判定された問題のみがプール問題としてストックされていきます。本試験では、このプール問題よりランダムに選ばれた問題が出題されることとなります。

vetOSCEの課題作成

vetOSCEの内容は、準備小委員会、担当者会議および全国協議会における議論の結果、最も基本的な事項であること、伴侶動物と産業動物を網羅すること、学生数の多い私立大学を含めて全国で統一的な内容が実施可能なこと等を考慮して、1)医療面接、2)伴侶動物および3)産業動物に対する身体検査、さらに基本的な外科技術から4)無菌操作あるいは皮膚縫合のいずれかを選択し、4項目としました。